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TikTok広告入門編: TikTokを自社マーケティングに活用しよう

文明社会から離れて暮らしていない限り、誰でも一度はSNSアプリ「TikTok」のことを耳にしたことがあるのではないでしょうか。気軽な内容のTikTokコンテンツは、毎日何百万人もの人々に視聴されています。そのことから考えても、TikTok広告への高まる関心は容易に理解できると思います。

世界中にいる約7億人ものアクティブユーザーを魅了するTikTokアプリは、マーケターにとっては夢のような宣伝媒体です。では一体、TikTok広告はどのように機能するのでしょうか。そして、小規模ビジネスがそこに広告を打ち出すことは果たして可能なのでしょうか?

TikTok広告に関心があるもののどこから手を付けていいかわからない方のために、TikTokに関する調査を実施し、その動画をチェックし、TikTok広告の仕組みを理解するためのツール、ユーザーベース、そして多岐にわたる機能などを説明する便利なガイドを作成しました。

ここでは、素晴らしくて摩訶不思議なTikTokの世界について、そしてあなたのビジネスがどのようにTikTokと関わることができるかを説明していきます。

TikTokとは?

TikTokは、ユーザーが音楽やカスタムメイドのサウンドトラックに合わせて短い動画を作成し、視聴することを可能にするSNSアプリです。

動画作成の仕組みを著しく簡略化しているため幅広く活用することができる一方で、自らコンテンツをアップロードすることなく、他ユーザーのコンテンツを受け身で視聴することも可能なアプリです。

アプリの機能説明に入る前に、皆さんはそもそもTikTokがどこでできたアプリなのか、またどのように世界的に注目を集めてきたかをご存知でしょうか。実はとても興味深い内容なのでここで紹介しておきましょう。

TikTokは、2016年9月に中国版アプリ「抖音(Dǒuyīn)」を初めて発表したByteMedia社が運営しています。「抖音」と同じソフトウェアを使用するTikTokは、 「抖音」の海外版としてその1年後にリリースされました。その後まもなく、ByteMedia社はリップシンクアプリのMuscial.lyを買収。そして2018年8月に2つのアプリを統合すると、瞬く間に好評を博したのです。

アプリの急成長とともにTikTokのクリエイターたちも大人気となり、外部の注目を浴びるようになりました。投稿が拡散した後に、タレント事務所と契約を交わすユーザーもいます。

さらに、他業種の大企業もその流れに便乗することを試みています。

アメリカのプロアメフトリーグであるNFLは試合の見どころや舞台裏の様子をユーザーとシェアするために、2019年9月にTikTokと複数年にわたる提携を結びました。その一方で、ウィル・スミス、ゲイリー・ヴェイナチャック、ワシントン・ポスト誌、韓国の人気バンド「BTS」をはじめとする、有名人や著名グループ、そして知名度のあるメディア局などがTikTokの人気の顔ぶれとして浮上するようになりました。

TikTokを使っているのは誰?

では、これらのクリエーターたちが作成したコンテンツを視聴しているのは一体誰なのでしょうか?実はほとんどが30歳以下の特に「Z世代」に属する若者で、その中でも41%を上るTikTokユーザーが16歳〜24歳の年齢であることがわかっています。この高い購買力を有する年齢層がユーザーの大半だということを考慮すると、TikTok広告の重要性が良く理解できます。

これらを念頭に置きながら、皆さんのビジネスがどのようにTikTokの力を活かすことができるのかを考えていきましょう。

マーケティングのためのTikTok活用方法

2018年後半から現在のフォーマットになったTikTokは、宣伝活動を開始してからはまだ日が浅いと言えるでしょう。将来的には大きく変化するかもしれませんが、現状において実践することが可能なマーケティング活動は以下の通りです。

1. プロフィール作成

TikTok上において、おそらく最も効果的で低予算のマーケティング活動は、プロフィールを作成し、コンテンツを作り、オーディエンスを構築することでしょう。しかしブランドを宣伝するだけでなく視聴者を惹きつけるためには、高度な技術を要する動画を制作しなければなりません。ユーザーはコマーシャルを観るためにTikTokアプリを使っているわけではありません。そのため、TikTok広告を打ち出したい場合には、アカウントを作る前に、人気のあるコンテンツの種類をしっかりと把握することが必要となります(これについては後ほど手引きをご案内するのでご安心ください)。

2. TikTokのEC機能付き広告

TikTok上にあるEC機能付き広告のことを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。実は日本でShopifyを利用しているネットショップは、Shopifyの管理画面から簡単にこの広告を出稿できるようになったのです。

 

Shopifyをご利用中の事業者は、この方法を実践することにより、普段お使いの管理画面から動画広告を直接発信することが可能になります。一度設定してしまえば、あとは商品を選択してターゲットの顧客層と予算を決めるだけで、TikTokに広告キャンペーンを打ち出すことができます。そして自動作成された広告を見たTikTokユーザーは、皆様のネットショップから手軽に商品を購入することができるようになるのです。

3. 有料の公式TikTok広告

TikTok広告を使用するのもおすすめです。以下はTikTokで使用できる広告の種類です。

  • プレロール(起動画面)広告:ユーザーがアプリを起動すると流れる動画広告
  • インフィード広告:ユーザーがスクロールするに連れて流れる動画広告
  • ハッシュタグチャレンジ:カスタマイズされたハッシュタグを使い、ユーザーの投稿を促す動画広告
  • ブランド付きエフェクト: 動画で使用するカスタムエフェクトフィルターで、SnapchatやInstagramのフィルター機能と似ており、ブランドに特化した情報を取り扱う。

4. インフルエンサーとの提携

目的に見合ったTikTokインフルエンサーと提携し商品を宣伝することは、TikTok広告に高額を費やすことと、自身のコンテンツを一から制作することとの中間にある、良い妥協点だと言えるでしょう。定評のある既存ブランドのElf Cosmetics社やPetco社から、単独商品の宣伝を希望する小規模な起業ブランドに至るまで、今では多くの企業がこの手法を取り入れています。

TikTokの動画キャプションにはクリック可能なURLを含めることができないため、動画からウェブサイトへとアクセスを導くことはそう簡単なことではありません。その代わりに、インフルエンサーたちがネットショップへのリンクを自分たちのプロフィールや動画のコメント欄に掲載してくれれば、この問題に対処することができるのです。ただし、この追加ステップを依頼したとしても、約束を守ってくれない可能性があることは承知しておいた方がいいでしょう。

TikTok上のどの宣伝オプションを選んだとしても、インパクトを与えるには適切で賢い広告を打ち出す必要があります。TikTokユーザーの大半はインターネット世代であるため、広告に精通していることが多く、あからさまな内容の広告には見向きもしません。だからと言って、彼らは広告活動に反対しているわけではありません。広告が彼らの価値観と合致すればいいだけなのです。

それでは、TikTokで一番効果的な宣伝とはどのようなものでしょうか?それは、アプリの独特な機能と、ユーザー文化を活用することです。

TikTok上での宣伝:アプリ機能の使用

FacebookやTwitterのようなSNSとは異なり、TikTokユーザーはトレンドやインターネットミームなどを基準としたコンテンツを作成します。そのため内容は急速に変化し、今週人気があったコンテンツが翌週には話題性がないものになることもしばしば起こり得ます。そしてここでの成功の鍵はトレンドをいち早く捉えることです。独創性のあるコンテンツが評価される一方で、リアクションを得るコンテンツも多いに話題を集めます。以下では、TikTokマーケティングに効果のある、いくつかのコンテンツをご紹介します。

ハッシュタグチャレンジ

ハッシュタグチャレンジとは、一人のユーザーが特定のタスクを設定し、他のTikTokユーザーにそのタスクを試してもらい、関連ハッシュタグを貼ってその結果を投稿するよう促すことです。ユーザーなら誰でもハッシュタグチャレンジをすることができますが、他のユーザーがチャレンジに参加するか、またそのチャレンジが拡散するかどうかは保証されていません。

ブランドが有料でハッシュタグチャレンジを実施する時には、数日間そのハッシュタグが公開され、ユーザーがTikTok上で該当ブランドの商品を購入できるマイクロサイトが表示されます。これは、食料品店チェーンのKroger社が、新学期前のセール期間に「#TransformUrDorm」を使って実施したハッシュタグチャレンジと同じ内容です。

ご自身のブランドや商品に適した人気のハッシュタグチャレンジが存在する場合には、流行りの広告に便乗する良い機会となり、新たな視聴数も得ることができるでしょう。そのため、ハッシュタグを起用した動画に目を通し、どんな内容なのか感触をつかんでみるといいかもしれません。

サウンド制作と再利用

TikTokが優れているのは、動画に「サウンド」機能を付けている点です。これはTikTokが買収したアプリ「Musical.ly」の名残と言えるかもしれません。サウンドは歌、スピーチ、テレビや映画のセリフ、あるいはランダムに選ばれたユーザーのコメントなどの抜粋のことを示します。サウンド機能の素晴らしい点は、一度動画に使用されたサウンドが TikTok内に保存され、他のクリエイターたちにより再利用されるところです。

リル・ナズ・X などのTikTokで人気サウンドを制作したミュージシャンが、一躍スターの座に躍り出たこともあります。彼の歌『Old Town Road』は、主流のメデイアに出る前にまずTikTokで注目を集め、リミックスされた後に『Billboard Hot 100』で史上最長となる19週間連続一位を獲得しました。

サウンド機能は、上記のような「#yeehawchallenge」ハッシュタグチャレンジをはじめ、以下で紹介している「Git-upダンスチャレンジ」などのTikTok機能と併せて使用されることが多いようです。

ダンスチャレンジ

TikTok上での音楽人気の高さを考えると、ダンスチャレンジが注目を集める理由も良くわかります。クリエイターの一人が特定の曲に合わせてダンスをし、その他のクリエイターたちがそれを再作成するにより動画が拡散していきます。ダンスははじめから難易度の高いものから、再作成の段階で徐々に高度になるもの、あるいはその両方を含むものまでさまざまです。

例えば、ブランコ・ブラウンの曲に合わせて特定の振り付けのダンスをする「The Git Up」チャレンジを見てみましょう。このダンスチャレンジ動画はブランコや彼のチームによって作成されたものではなく、TikTokユーザーのバーヴェイ・バス によってハッシュタグ「#thegitup」を使って手作りされたもので、実に1億5700万回以上の視聴を記録しました。その効果により、ブラウンの曲はSpotifyで1億2700万回以上のストリーミングを記録したのです。

それとは別に、セールスというバンドによる楽曲『チャイニーズ・ニューイヤー』に合わせたダンスチャレンジも注目を集めました。ダンス自体は非常に単純なもので、ユーザーの意外性に富んだ独創的な脚色が人々を惹きつけました。そしてブランコの曲と同じように、この『チャイニーズ・ニューイヤー』という曲も動画の効果でSpotifyのストリーム数が急上昇したのです。

デュエット&効果

TikTokにはユーザーが動画で使用することができる多くのフィルターや特殊効果が備わっています。

人気の高いデュエット機能は、ユーザーがある動画を作成し、それに対となる動画を重ねて録画することができる機能です。

デュエット機能は、例えば料理やクラフト関連の動画など、TikTokユーザーが作成したオリジナル動画を、他のユーザーが再現する時に使用されることが多いようです。あるいは、オリジナル動画の面白おかしな「複製」となる動画が作成されることもあります。

有料でも自前でもインフルエンサーを活用するにしても、これらは今すぐにTikTokでマーケティング活動を始める価値のある機能であり、極めて多くの可能性を秘めています。

ただし、ここにあるリストがすべてではありません。またどの機能も新しいものばかりなので、ベストなTikTok広告を作成する方法は一つだけではないことを覚えておきましょう。

あなたらしいTikTok広告

ここまでに紹介した機能やフォーマットがあなたのブランドに適していない場合には、TikTokをブラウズして今何が人気なのかを観察し、気に入ったフォーマットやサウンドあるいはハッシュタグなどを見つけたら、すぐに取り入れてみてはいかがでしょうか。

TikTokは創造力を存分に発揮できる場所です。そのためTikTokでのマーケティング活動には制限がありません。そしてTikTok広告のベストな作成方法はまだ明らかではないために、特にマーケティング予算が限られている場合には、活用できるものから試してみるのが得策だと言えます。

そして何よりも、 TikTokユーザーは気の利いた面白い動画を求めています。そのため、受けのいい動画を作ることができれば、フォロワーが増えるのも時間の問題でしょう。ただしそれが短期間でできるとは思わない方がいいでしょう。たった1つの動画で注目を集めることができるユーザーもいますが、実際には何度も試してようやく成果を上げることができたという人たちがほとんどです。継続的に取り組むのがTikTokでの成功の秘訣です!

原文:アラナ・ファーティー 翻訳:クリンカース恵子

よくある質問

TikTokとは?

TikTokは、ユーザーが音楽やカスタムメイドのサウンドトラックに合わせて短い動画を作成し、視聴することを可能にするSNSアプリです。

TikTokを使っているのは誰?

実はほとんどが30歳以下の特に「Z世代」に属する若者で、その中でも41%を上るTikTokユーザーが16歳〜24歳の年齢であることがわかっています。

TikTokで自社の商品を宣伝できる?

はい、可能です。Shopifyが2021年に日本でリリースしたTikTokアプリを使うことで、自社製品の広告をTikTokユーザーに対して打つことが可能になりました。

最も簡単にできるマーケティング手法は?

最も効果的で低予算のマーケティング活動は、プロフィールを作成し、コンテンツを作り、オーディエンスを構築することでしょう。

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