Shopify ブログ

8月開催 Shopify Partner Town Hallのまとめ

1. Shopifyパートナーセッション
「Shopifyの神話の論破」 - Gavin Ballard, Disco Labs CEO




    神話①「たくさんアプリをインストールしないとカスタマイズができない」

    Shopifyの営業をするときによくマーチャントから「たくさんアプリをインストールしないとカスタマイズができないんでしょ」と言われます。
    Shopifyアプリストアはエコシステムに欠かせない存在で世界中のマーチャントから積極的に利用されています。制作会社がいなくてもマーチャントが自分で簡単にインストールして利用することができます。
    アプリを最大限に活用するためには、インストール過多の状況を避ける必要があります。運用費が嵩んだり、アプリ同士が摩擦を起こしたりします。

    Shopifyのテーマを編集することで広範囲にカスタマイズすることができます。
    以下を活用することをおすすめします。
    ・Metafields
    ・Liquid
    ・クリエイティビティ
    ・No-codeツール

    Metafieldsを活用するとストアアカウントのあらゆる情報をカスタムデータとして保管することができます。アプリを使用しなくてもShopifyの一括編集機能で効率的に実現可能です。

    ビジネスロジックの観点では、Liquidも使用できます。ある人はLiquidを使ってJSON parserを構築していたので無料配送バーなども作れるでしょう。
    また、Shopifyが提供している機能をクリエイティブに活用することも重要です。
    例えば、ナビゲーションメニューやテーマ設定やコレクションの有効活用などです。

    それでも上手くできない場合は、いきなりアプリに走るのではなく、No-codeツールを検討してください。例えば、Zapierは比較的安価に使えて柔軟性のあるソリューションです。

    アプリを使用しなくても実現できるカスタマイズ例:
    ・ジオターゲティングしたコンテンツの作成
    ・販売商品の構成の組み合わせ変更(ベッドの商品パーツなど)
    ・会員情報のカテゴリー(誕生日や好みなど)
    ・「A購入でB無料」の設定
    ・店舗一覧の表記

    上記のことから神話①は論破できます。


    神話②「Shopifyはエンタプライズのビジネス向けではない」

    Shopifyは初心者でも使えるほど非常に使いやすさを重視していますが、
    逆に簡単に使えるからエンタープライズ向けでないと判断されることがあります。
    よく言われるエンタープライズの定義は:
    販売量の多いマーチャント
    複雑性の高いマーチャント

    1)販売量の多いマーチャントについて事例があります。
    Shopifyではグローバルブランドも利用している事例があります。
    例えば、Kylie Cosmetics, Fashion Nova, Gymsharkなど。
    Shopify SaaSプラットホームで100万以上のストアを運用していて、最近ではebayよりもShopifyの総流通額が多かったりします。それだけ強固なプラットフォームにまで成長しています。

    2)複雑性の高いマーチャント
    ここでは多くの拠点や店舗を展開していて、20年以上かけて複雑な工程やビジネスプロセスを構築してきたマーチャントのことを「複雑性が高い」としています。Staples, Hasbro Pulse, JB Hi-Fiなどが事例としてあります。一部公開可能範囲でお伝えすると、例えば玩具ブランドのHasbro Pulseは、クラウドファンディングをしていたり、複雑なカスタマーサポートのワークフローがあったり、新商品発売のときは正確に時間設定してイベントに合わせてプレゼンを用意したりしないといけない。

    上記の事例が証明しているので、神話②は論破できます。

     

    2. Shopifyの最新情報 - Giuliano Bossi, Shopify Director of Engineering

     ※パートナー 向けShopify最新情報はこちらに月次で投稿していますのでご確認ください。

    アプリのウェブ認証を高速化

    私たちはApp Bridgeを使って、より高速なクッキーなしの認証構築に取り組んできました。プライバシーを重視したブラウザは、最近サードパーティのクッキーのサポートを段階的に廃止し始めました。これは、これまでサードパーティのクッキーに頼って認証を行っていた組み込みアプリに問題を引き起こしています。

    7月29日に、Shopify App Bridge用の新しいクッキーレス、アプリ認証のパブリックベータ版をリリースしました。私たちの新しいApp Bridge認証は、クッキーベースの認証に代わるものとして「セッショントークン」認証を導入しています。セッショントークンベースの認証はクッキーに依存せず、代わりにShopifyが生成したトークンに依存します。

    クッキーベースの認証とは異なり、セッショントークン認証はすべての最新ブラウザと互換性があります。また、従来のクッキーベースの認証よりもはるかに高速で、開発者はより速く、より柔軟にアプリを開発することができます。

    既存アプリを新しいApp Bridge認証に移行したり、新しいものを開発するには、開発者向けドキュメントのガイドをご利用ください。


    パートナー向け移行ツールキット

    前回のパートナータウンホールでは、より多くのビジネスのデジタル化を迅速に支援するツールやリソースを倍増させることを発表しました。7月にリリースした最初のツールキットは、パートナーがクライアントのビジネスをShopifyに移行するのを支援するために設計されています。他のプラットフォームからShopifyへの移行は、大変な作業です。ツールキットのリソースは、パートナーがこのプロセスをよりアクセスしやすく、効率的に体験できるようにするために必要な情報を提供することを目的としています。ツールには、ケーススタディ、プラットフォーム比較シート、Q&Aウェビナー、ヘルプドキュメントが含まれています。プラットフォームの移行キットは、パートナーや開発者がより多くのマーチャントを支援しやすくするために提供させていただきます。詳細はこちら

     

    最新 Shopify App CLIツール& Windows開発者向けサポートの開始

    近日中にShopify App CLIツールの最新版をリリースし、Windows開発者のためのサポートを開始します。Shopify App CLIは、Node.jsとRuby on Railsアプリを足場にして、多くの一般的な開発タスクを自動化することで、開発者がアプリをより速く構築するのを後押しします。この最近のアップデートでは、インストールを簡単にし、ランタイムの安定性を向上させ、Windows 10の開発者向けの機能を近日中に追加する予定です。これにより、CLI ツールの立ち上げや実行がより簡単になり、新しいアプリの起動がさらに速くなりました。 

     

    コンプライアンス& Cookie API

    欧州連合(EU)に購入者がいるマーチャントと仕事をするパートナーにとって、GDPRとクッキーのコンプライアンスに関する規制に準拠することは重要です。自社アプリがマーチャント向けの規制に準拠しているかどうかを確認するのは開発者の役割です。

    ShopifyのGDPRリソースと webhook に加えて、アプリ開発者やカスタムアプリを開発している制作会社がGDPRに準拠しているかを確認できるツールをリリースする予定です。この秋には、Consent Tracking APIが一般に公開される予定です。このブラウザベースのJavascript APIにより、開発者は追跡を許可した購入者に関連するクッキーを読み書きし、エコシステム内の他のアプリと共有することで、必須ではないクッキーを設定するかどうかを判断することができます。

    このAPIは、購入者がGDPRやCCPAなどの地域固有のトラッキング法に同意しているかどうかを確認するために使用することができます。Shopifyアプリストア上のマーケティングアプリは、すでにこのAPIの先行アクセスに関するメールを受け取っており、秋にはすべての開発者が一般的に利用できるようになる予定です。 

     

    Developer YouTubeチャンネル & Shopifyパートナー 向けコミュニティハブ

    開発者コミュニティのために、より多くの教育リソースを作成するために時間を投資し続けています。7月に開発者のためのYouTubeチャネル(一部日本語字幕あり)を立ち上げました。

    この新しいチャンネルでは、フォーラムやソーシャルチャンネルで見た開発者からのよくある質問に答えることを目標とし、ローカルテーマ開発のワークフローを設定する方法のデモとビデオチュートリアルを公開しました。

    新しいYouTubeチャンネルに加えて、最近ではShopifyパートナーとデベロッパーのコミュニティハブも開設しました。COVID-19の長期的な影響や経験が進化し続ける中で、最新の情報源やShopifyエコシステムとの接点を持つことは重要です。このハブは、Shopifyパートナーと開発者が、マーチャントやお互いをサポートするために必要な洞察、イベント、リソースにアクセスできるようになりました。

     

    3. 質疑応答コーナー(Ask Me Anything) - Jean-Michel Lemieux, Shopify CTO & Vanessa Lee, Shopify Director of Product

    多数のご質問いただき有難うございました!ここでは、一部のパートナー からの質問とそれに対する弊社の回答をご紹介いたします。その他は、パートナーアカウントにログインしてパートナータウンホールの動画をご覧ください。

     

    Q: Subscription Extensionはいつから使えるようになるのでしょうか?

    A: チームは、これらのAPIによって、Shopifyのチェックアウトだけでなく、他のプラットフォームとも適切に統合できるようにするために、細心の注意を払ってきました。一部のパートナーにベータ版でサブスクリプションAPIを共有してきましたが、今秋のデベロッパープレビューでそれらをすべて共有できることを楽しみにしています。今年のBlack Friday Ciber Mondayまでには使えるアプリをリリースする予定です。

    Q: 同じ注文に複数の割引コードを適用するためのロードマップやスケジュールはありますか?要求が多い領域だと思うので、教えてください。

    A: これについては、当面のロードマップにはありませんが、要求の多い領域であることは分かっています。現在Shopify Scriptsにはかなり投資しているので、Plusマーチャントで複雑なディスカウントが必要であれば、ぜひお試しください。

    Q: Shopifyアプリストアのレビューには、偽物のものがあります。改善策はありますか?

    A: 現在かなりの数のレビューを削除しており、今後も大量に、そして個別に削除していきます。我々は、ルールを破ったアプリ開発者に対して、Shopifyパートナープログラムからの退会までの措置を取っています。私たちはレビューを残すことができる人を制限し、対策として機械学習やその他のテクノロジーに投資しています。また、レビューを残す際のルールや完全性の重要性をマーチャントに伝えるために、他の仕組みも検証しています。これらの問題を解決するために、ガバナンスと開発チームの体制と規模を拡大しています。

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