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2021年 2月開催 Shopify Partner Town Hallのまとめ

2月のTown Hallでは、海外販売や、Polarisアップデートなどのトピックを紹介しています。さらに、プロダクト担当のGlen Coates、パートナーシップ担当のFatima Yusufをゲストに迎え、最新のコマーストレンドや2021年のShopifyの展望について語りました。

1. 海外販売についてのアップデート - Cole Atkinson, Product Manager

 今回はグローバルでの価格設定方法の改善や自動化についてご紹介したいと思っています。

具体的には国別の税制の適用、あるいはプロダクトごとに価格調整が自動でできるようになりました。これからご紹介する機能は来月(2021年3月)中にはリリースされる予定です。

それではカナダに本拠地を置くオンラインストアであるDefault global社を例に挙げて、各国における顧客体験の例をご紹介しましょう。

 スクロールダウンして、こちらのプロダクトを選びます。まず最初の画面では.caドメインでの基本価格が表示され、カナダドルの税金が除外されており、サイズが上がるにつれて私たちの青いタキシードの価格が上昇します。また買い手が購入をすすめ、チェックアウトする際に税金が購入価格に適用されます。特に変わった点はありませんね。

 次に米国サイトに切り替えた例です。リアルタイムの為替レートで値段がドルへ変換されています。プロダクト閲覧ページでは税抜きで表示されていますが、適用される税金は、チェックアウト時に追加されます。これもUSの顧客が期待する動作です。

価格をある程度コントロールする必要がある英国での販売に目を向けてみましょう。今回はマニュアルでの価格調整、つまり自動為替レートの上にプラス5%でマージン調整が行われていますので、価格が為替に加え少し上がっています。 また英国での通例として税金が表示価格に含まれる点にも注目ください。さらにXXLサイズのみ価格変更をすることも反映されています。

また最後に、英国のユーザーがより安価に購入する目的で通貨をGBPに設定せずにCADで購入を進めていく例ですが、この場合はあらかじめ英国市場向けに設定した価格にチェックアウト時に自動的に変更されます。

税込み・税抜き表示の自動化だけでなく為替レートの調整やマージンの調整、特定の価格リストなど、様々な機能を一つのShopifyストアから利用でき、より一層マーチャントがグローバルに商品を展開することが簡単になりました。

2. リテールパートナー向けアップデート - Rahim Damji, Retail Product Lead


 Covid-19はリテールビジネスに大きな影響を与えました。具体的には、マーチャントはオンライン販売に注力せざるを得ない状況に置かれました。その中でShopifyを選択した大部分のマーチャントはCovid-19によって失った売上を平均7週間で取り戻すことができました。こうしたオンラインシフトが進む中で、最近ではローカルピックアップの重要性が増しており、今回は店舗受け取り機能について紹介したいと思います。

この機能を用いると、オンライン購入者はチェックアウトをすることなく、現在閲覧しているアイテムの在庫が付近にあり、受け取り可能かどうか確認することができます。

 以下のように、ユーザーはストアの配送方法で、ローカルピックアップを有効にすると 受け取りの可否がプロダクトページに自動的に表示されます。(この機能をサポートしているテーマを選択する必要があります)

また、購入者が以下情報をインプットすることで、キロやマイル表示で在庫がある店舗のリストをソートすることができます。

  • 購入者のIPアドレス
  • ブラウザのロケーション
  • 都市、郵便番号

 こちらの実装には対応するテーマをインストールする必要があり、現在はデビュー テーマ(無料)で対応しています。10月のリリース以降、テーマパートナーコミュニティからは大きな反響があり、すでに彼らが提供する様々なテーマにこれを実装した29以上のテーマがあります。こちらの機能実装や、貴重なフィードバックを提供してくださったすべてのテーマパートナーの皆様に感謝します。

3. Polaris v6- 新しいPolaris UI kitとスタイルガイド- Alex Page , Front End Development Manager

 

 私たちのチームはPolarisが大好きで、最高のデザインと開発ツールを提供するために、たゆまぬ努力を続けてきました。Polarisは経験の差に関わらず、すべてのShopifyマーチャントに素晴らしい体験を提供すると信じています。2020年初期にはCovid-19に対応するためPolarisの開発を中断し、マーチャント向けの重要なアプリケーション開発にリソースをシフトしていました。このプロセスを通じて、パートナーがPolarisを使用する際に日々直面しているペインポイントや課題についてを学びました。そして、Polarisが大きく飛躍する時が来たのです。

ツール ポラリスは、優れたツールを構築するのに役立ちます。バージョン 6 では以下の特徴があります。

  • 刷新された ビジュアルスタイル 
  • エレガントなコードと軽量なアセットにより、ページ読み込みの高速化を実現
  •  親しみやすさと柔軟性のあるデザイントークンと 新しいインフラストラクチャ
  • デザインパターンとガイドラインがデザインの手助け
  • 多くのコンポーネントのリファクタリング

-ガイダンス、ドキュメンテーション、ベストプラクティスなどの情報については以下ページをご参照ください。

https://polaris.shopify.com/

https://polaris.shopify.com/whats-new/whats-new


-Polarisのnpm パッケージついてはこちらよりダウンロードが可能です。

-またFigma UI kitは以下より入手できます。

4. プロダクト担当のGlen Coatesとパートナーシップ担当のFatima Yusufより最新のコマーストレンドと2021年のShopifyの展望

【登壇者の紹介】

  • Glen Coates, VP of Product
  • Fatima Yusuf, Director of Partnerships

Q1. オンラインストアの未来はどうなっているのか  - Sections Everywhereの実現はどうなる?

Glen )  私たちは数年前に約束したことを果たせませんでした。これに理由はあるのですが、私たちがこれを実現できなかったという事実に変わりはありません......2、3年前、Section everywhereアプローチを提唱していました。ただしこれは、マーチャントの体験や、開発者の保守工数の観点から、意図した通りにスケールしづらかったのです。また、アプローチで発見した荒削りな部分もあり,

私たちは以前のアプローチに戻る必要がありました。こうした動きはエコシステムにとって非常に苦痛なことで、プラットフォームを大幅に変更した後、すぐにそのプラットフォームを変更してしまうと、二度手間になってしまいます。私たちはパートナーのコミュニティとの信頼関係を傷つけてしまったのかもしれませんが、その信頼を再構築するのは私たちの責任です。私たちは、2021年のUniteでSections Everywhereを再構築したものをリリースする予定であり、これはみなさんの高い期待に応えるものであるべきと考えています。


Q2. パートナーとして、私たちはShopifyのロードマップをタイムリーに提供する能力に対して信頼を失っています。 その良い例が Sections Everywhere です。 プロダクト機能の大規模な遅延はなぜ起きており、何が行われているのでしょうか?

Glen ) リリースに遅れがあることを認識しており、それについて責任を感じています。ただ、私はShopifyにすでに2年ほど在籍しており、その期間中でのShopifyのマインドセットの変化も影響していると考えています。それは個別の課題に対するソリューションをShopifyが提供するのか、あるいは私たちがプラットフォームを構築することで、サードパーティーの開発者が様々な課題に対してアプローチできる場を提供するかという考え方です。一つ言えるのは後者にシフトしているということです。


Fatima)こうした流れの中でプラットフォームとして活用するにあたってはAPIの利用方法などを分かりやすく伝えることも重要になっていきます。Glenと私たちのチームは協力しながら、チュートリアル等を頻繁にリリースしています。またロードマップについてもFAQの中に含めることで開発者の負担を軽減したいと考えています。

 


Q3. オンラインストアの速度を改善することは重要だと思います。Shopifyは、マーチャントがストア速度を改善できるアプリを見つけるために、どんな取り組みをしていますか?

Fatima)マーチャントのペインポイントの視点から、私たちはスピードがとても重要であると考えています。そのため、Shopify App Storeにリストするにあたり、最小限の速度基準を新規に設けています。またアプリのランキングアルゴリズムから見てもこれは重要です。速度パフォーマンスに優れたアプリはストア内やマーチャントにプロモートする場で優先的にレコメンデーションが出されるようになっています。


Glen) その他のポイントとして、過去1~2年で大幅にLiquidのレンダリング性能を大幅にアップグレードしており、この通知はしていないのですが、ほぼ100%のマーチャントに対してロールアウトされています。これは単純に彼等のベネフィットになっていると言えます。このアップグレードにより、単純なテーマであれば4倍から10倍の速度向上が実現しています。特に日本やオーストラリアなどの様にデータセンターから遠い地域の場合、20倍以上の性能改善が見られる場合もあります。今後インフラストラクチャを継続的にアップデートし、こうした改善が広く見られることを楽しみにしています。


Q4. パートナーサポートを強化するために今何が行われていますか?サポート窓口は私たちの問題を理解しておらず、私たちと話してくれないと感じます。そして私たちが結局怒るクライアントをなだめる必要があり、Shopifyに失望しています。

Fatima)私たちはパートナーと開発者のサポートについて今年大幅に投資をしていく予定です。具体的には現在開発者サポート専門のチームを立ち上げています。これによって、問い合わせのルーティングに関するインフラも大幅に改善し、質問に紐づいた適切な回答者へ迅速にメッセージを届けることができるようになると期待しています。こうした投資・改善は第一四半期中に実施される予定です。


Q5. 2021年の最大のコマーストレンドは何だと思いますか?

Fatima)Covid-19がECを推し進める形は続くと考えています。また、ライブコマースやSNSでの購買などのトレンドも進むと予想しています。さらに3D・ARやビデオ技術についてもワクワクしているところです。


Glen) Fatimaに同じく、Covid-19がECの勢いを10年分進めたと考えています。そして今まで分離されていた考え方、例えばBtoB、BtoCといったアイデアを同時に考える必要が生じています。私たちもそのトレンドを理解した上で今後のプラットフォームの方向性を考える必要があります。


そしてローカルピックアップの浸透などに見られるようにデジタルとフィジカルの世界も同様にCovid-19の影響を受け急速にコンバージしています。今後マーチャントの戦略が成功するためには異なるビジネスモデルの枠を取り外し、ブレンドしていくことが重要になります。

また、別の視点としてiOS14の新機能でみられるようにプライバシーの観点が非常に重要になってきます。言い換えれば、マーチャントにとっては広告プラットフォームとの付き合い方を今後深く考える必要があります。これは従来のLTV(Life Time Value)やCAC(Customer Acquisition Cost)などの考え方に大きな影響を与えるでしょう。この中でマーチャントは、自らの顧客が誰なのか、どうすれば長期間に渡って本当に価値のある信頼関係を築くことができるのかについて深く考える必要が生じます。

個別の技術的としてはサーバーレス、ウェブサイトのヘッドレス化は注目に値します。そしてマーチャントと開発者の体験の質を上げるには、ブラウザーの能力をしっかりレバレッジしながらWeb APPとの共存を図ることが重要になります。

Fatima)私はコマースとは何かを本当に単純化すると、3つの主要なものがあるように思います。それは顧客、プロダクト、プロダクトの届け方です。考えてみると、それぞれのセグメントで多くのイノベーションが起きていて、それぞれが数10億ドル市場になっています。また同時に膨大な量の問題とそれに対するソリューションが必要とされており、私たちはそれに対してまだまだできることが沢山あるでしょう。 

 

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ここでは、ハイライトを記載しております。全てを視聴する場合、パートナーアカウントにログインして「教育」セクションにて録画されたパートナータウンホールの動画をご覧ください。

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翻訳: 阿部 敏朗

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