Instagram(インスタグラム)は、SNSであると同時に、ビジュアルに特化した強力なマーケティングツールとして、個人や企業から注目されています。昨今はインスタマーケティングという言葉も広まり、商品やサービスの魅力を視覚的に伝えて、顧客獲得につなげる手段としても活用が進んでいます。
総務省情報通信政策研究所の令和5年度の調査報告書によると、日本国内のInstagramの利用者は全世代で56.1%であり、各種SNSの中では、LINE(ライン)、YouTube(ユーチューブ)に次ぐ第3位の利用率を記録しています。
このように、多くのユーザーが日常的に利用していることから、インスタは広告媒体としても非常に有効です。
この記事では、インスタ広告の仕組みやメリットを紹介しながら、これから広告出稿を考えている人に向けて、広告の出し方や費用をわかりやすく解説します。
インスタ広告とは

インスタ広告とは、インスタに画像や動画形式の広告を掲載できる有料サービスです。見込み客の獲得、商品・サービスの販売やブランドの認知度向上、自社サイトの宣伝などを目的に、企業や個人に活用されています。
インスタ広告は、ユーザーがフォローしているアカウントの投稿と同じように、フィード、ストーリーズ、リール、発見タブに掲載されます。一般的な投稿形式と見た目がほとんど変わらないため、違和感や抵抗感を覚えることなく、広告を閲覧してもらえる傾向にあります。また、広告をきっかけに「いいね」やコメントといったエンゲージメントが生まれ、フォロワーの新規獲得や関係強化といった効果も期待できます。
インスタ広告のメリットとしては、次が挙げられます。
- 少額から始められる:1日100円程度から出稿可能で、初めてでも気軽に試せます。スモールビジネスにもぴったりです。
- すぐに効果が見える:配信直後から反応が得られやすく、短期間での成果も期待できます。
- 幅広い層に届く:年代問わず多くのユーザーにアプローチ可能です。
- 高精度なターゲティング:Meta(メタ)広告アカウントと連携することで、年齢、興味関心、地域など細かく設定できます。
- 広告感が少ない:通常の投稿と同じ形式で表示されるため、広告感が少なく拡散が期待できます。
- 柔軟な調整が可能:配信後でも予算や内容の変更ができ、効果を見ながら運用できます。
インスタ広告の仕組み

インスタ広告は、表示数やクリック数に応じて費用が発生する運用型広告の形式が取られており、誰でも広告を出稿できます。掲載期間やターゲットとするユーザーを設定でき、充実したレポート機能により広告の効果を分析することが可能です。広告を運用しながらターゲットを変更したり、広告費用を調整したりと自由度が高く、広告を効果的に運用しやすいことが特徴です。
またインスタ広告には、ターゲットオーディエンスにリーチしやすい仕組みがあります。Facebook(フェイスブック)と同じくMeta社が提供しているため広告掲載においてFacebookのデータを活用でき、
ユーザーの興味・関心に基づいて好みを学習するインスタのアルゴリズムのデータと、実名や生年月日などの個人情報を登録している人が多いFacebookのデータベースを組み合わせることで、精度の高いターゲティングが可能になっています。
詳細なターゲット設定に基づく広告配信は、新規顧客獲得だけでなく、既存の顧客維持にも効果的とされています。高い費用対効果が期待できるため、限られた予算の中で広告運用を検討している個人から、より大きな広告効果を目指している企業にも活用しやすい仕組みと言えます。
インスタ広告で設定できるターゲティングは、主に次の3つがあります。
コアオーディエンス
インスタやFacebookに登録された情報やユーザーの行動履歴に基づいてターゲティングを行う方法です。年齢、性別、居住地域、言語など、ユーザーの属性データを利用するだけではなく、ユーザーが「いいね!」や「フォロー」した投稿の種類や、動画視聴履歴をもとに興味関心を分析し、ユーザーの関心があるトピックやフォローしているアカウントに基づいて広告を配信することができます。
カスタムオーディエンス
自社のユーザーデータを活用して行うターゲティング方法で、特定のユーザーに絞り込んだり、既存の顧客を除外したりすることが可能です。インスタのフォロワーリストから顧客リストを作って配信できるほか、自社サイトを訪問したり投稿を閲覧したりと、特定のアクションを実行したことのあるユーザーのみを対象に広告を配信できます。
また、Metaのサービス上で特定のアクションを実行したユーザーを絞り込み、エンゲージメントカスタムオーディエンスに設定することも可能です。
類似オーディエンス
カスタムオーディエンスをもとに、似た特徴や行動パターンがあるユーザーに広告を配信する方法です。潜在顧客にリーチしやすいという特徴があります。
インスタ広告の種類

1. 写真広告
写真広告は、画像1枚とキャプション(説明文)で構成されたインスタ投稿を、フィード上に表示する広告です。画像は正方形だけではなく、縦方向、横方向の長方形でも配信できます。CTA (コールトゥアクション)を設定することで、閲覧者をインスタの商品詳細ページや自社サイト、申し込みフォームなどに誘導することも可能です。この形式の広告では、目に留まりやすいインパクトのある画像を使用すると効果的です。
2. 動画広告
動画広告は、動画1本とキャプションで構成される広告です。動画を用いることで、画像では伝えにくい商品の特徴や動き、細部の様子をわかりやすく伝えることができます。よりインパクトを与えやすく、ブランドの認知拡大や購入を促す効果が得られます。フィード、ストーリーズ、発見タブに表示できます。
動画の長さは最大120秒、ファイルのサイズは最大4GBです。ただし、動画は長すぎると最後まで見てもらえない可能性が高く、十分な効果が得られにくいので、15秒程度の短い動画にすることをおすすめします。
3. カルーセル広告
カルーセル広告は、最大10点の画像と動画で構成される広告で、インスタのフィードとストーリーズに表示されます。ストーリーズのカルーセルには、1~5枚のカードが自動的に表示される仕組みとなっています。特に、動画と画像を組み合わせたカルーセルは訴求力が強く、商品やサービス、ブランドの世界観を具体的に伝えることができます。
4. コレクション広告
コレクション広告は、メインビジュアル(画像または動画)と複数のサブ画像をまとめて表示する形式です。写真や動画を特定のグループやテーマでまとめたいときに役立ちます。フィードとストーリーズに表示されます。異なる角度からの商品画像をひと目で見せたり、複数の商品をアピールしたいときに活用できます。各画像にリンクを貼り付けられるので、商品を販売したい場合におすすめです。
5. ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、基本的には24時間で消えるインスタのストーリーズ上に掲載される広告です。ストーリーズの特徴として、フルスクリーンの縦長動画や画像を表示できるため、視覚的インパクトが強く、閲覧者の記憶に残りやすいことが挙げられます。
フォロワーが投稿したストーリーズの中に広告が掲載されるので抵抗感が少なく、最後まで広告を見てもらいやすいという特徴があります。また、スタンプをストーリーズに貼り付けてユーザーと交流を図ったり、CTAを追加して別のサイトへ誘導したり、インタラクティブなアンケートスタンプでユーザーの興味・関心を調査したりすることもできます。
6. リール広告
リール広告は、ストーリーズ広告と同様に、縦長のフルスクリーン動画や画像を使って配信できます。動画の長さは15分以下ですが、動画広告と同じく短い動画の方が好まれます。ブランドの認知度向上や自社サイトへの誘導に活用できます。
リールにあわせて音楽やサウンドを追加することをおすすめします。
7. 発見タブ広告
発見タブは、インスタの下部に表示される検索用の虫眼鏡アイコンをタップすると表示されるタブです。ユーザーが興味や関心を持ちそうな投稿と共に表示される広告で、新たなコンテンツを探しているユーザーに自社サービスや商品、ブランドに興味を持ってもらうきっかけになります。使用できるのは画像または動画で、CTAボタンも設置できます。
8. ショッピング広告
ショッピング広告は、投稿内に表示される商品に「商品タグ」を付けて、インスタ上から直接ECサイトの商品ページへ誘導する広告です。フィード、リール、ストーリーズ、発見タブに表示できます。ビジュアルで訴求しながら、興味を持ったユーザーがすぐ価格や商品名をチェックできるため、購入への導線がスムーズになる点が特徴です。複数の商品を掲載するカタログ形式も活用可能で、EC事業には特に効果的な広告手法です。
9. パートナーシップ広告
パートナーシップ広告は、インフルエンサーなど第三者の投稿を、企業側の広告として配信する形式です。以前は「ブランドコンテンツ広告」と呼ばれていました。フィードやストーリーズ、リール、発見タブに表示でき、「◯◯さんとのタイアップ投稿」と表示されます。
フォロワーの信頼を得ているインフルエンサーの投稿を広告として活用することで、自然な形でブランドや商品をアピールできたり、新たなオーディエンスにリーチできたりするのが特徴です。「広告」「PR」といった表記が義務化されており、透明性の高い運用が求められます。
インスタ広告の費用の相場

インスタ広告は、基本的に入札で価格が決定します。入札の価格は、広告が配信されるオーディエンスの数と、そのターゲットに起こしてもらうことを目指すアクションで決まります。
広告ごとにオーディエンスとアクション、予算を設定すると、その選択を元に掲載期間を通してなるべく均等に予算が消化されるように調整されます。設定した予算を超える料金が請求されることはありません。
インスタ広告は、主に次の3つの課金形態があります。
インプレッション課金(CPM)
インプレッションとは、投稿が表示された回数のことで、表示回数に応じて課金される仕組みになっています。広告が1,000回表示されるごとに費用が発生し、その費用はインプレッション単価、もしくは「Cost Per Mile」の頭文字を取ってCPMと呼ばれます。他の課金方法に比べると安価に出稿できるため、ブランドや商品の認知度向上に活用されています。
インプレッション課金の相場:1,000インプレッションあたり500~3,000円程度、表示1回あたり0.5~3円程度
クリック課金(CPC)
クリック課金は、広告がクリックされた回数に応じて課金する仕組みで、CPC(Cost Per Click)とも呼ばれます。インプレッションが多くても、クリックされなければ費用がかからないのが特徴です。自社サイトへ誘導したいときや商品の販売を増やしたいときにおすすめです。
クリック課金の相場:1クリックあたり20~300円程度
再生数課金(CPV)
再生数課金は、動画が2秒、または3秒以上再生された回数に応じて課金する仕組みで、CPV(Cost Per View)とも呼ばれます。リプレイ時間は除外されます。
Thruplay課金(15秒再生単価)
CPVの中でも、Thruplay課金という、動画広告が15秒以上視聴された場合にのみ課金する方式があります。15秒未満の動画であれば、最後まで再生された動画広告に対してのみ支払いを行うよう選択できるため、興味を持って動画を視聴したユーザーに絞って費用を使うことができます。
再生数課金の相場:1再生あたり3~30円程度
Thruplay課金の相場:1再生あたり100~200円程度
インスタ広告の出し方

インスタ広告を掲載するには、次の3つの方法があります。
- インスタから直接広告を作成する:インスタのプロアカウントからフィード投稿、リール動画、ストーリーズを広告として設定します。
- Meta広告マネージャを使用して広告を作成する:InstagramやFacebookで広告を作成するための包括的なツールである、Meta広告マネージャから広告を掲載できます。
- Facebookページにインスタ広告を作成する:FacebookにInstagramプロアカウントをリンクして、Facebookで広告を作成します。ページから広告を作成すると、その広告をFacebookとインスタの両方に掲載することができます。
ここでは、その中でも最も手軽である、Instagramから直接広告を作成する方法を解説します。
1. Instagramのプロアカウントに切り替える
インスタ広告を出稿するには、まずアカウントをプロアカウント(ビジネスアカウント)に切り替える必要があります。ビジネスアカウントに切り替えるには、プロフィール画面の右上のメニューをタップし、「設定とプライバシー」を選択します。「アカウントの種類とツール」から「プロアカウントに切り替える」をタップし、アカウントに当てはまるカテゴリを選択します。最後に、ビジネスの種類に応じて、「ビジネス」か「クリエイター」を選ぶと、切り替えは完了です。プロフィールに関する各項目の情報がすべて記載されていないと、インサイト機能を使用できないので、プロフィール情報の入力を済ませておきましょう。
2. インスタアカウントをMeta広告アカウントとリンクさせる(任意)
インスタ単体でも広告出稿は可能ですが、Meta広告アカウントと連携しておくと、Facebookの情報を利用した、詳細なターゲティングや効果測定が可能です。Meta広告マネージャーで、インスタ広告やFacebook広告の作成や管理ができるようになります。
Meta広告アカウントは、Facebookに登録することで付与されます。Meta広告アカウントとインスタアカウントをリンクさせる手順は次のとおりです。
- インスタのプロフィール画面から右上のハンバーガーメニューをタップします。
- プロフィールタイプに応じて、「ビジネスツールと管理」または「クリエイターツールとコントロール」を選択します。
- 「広告の支払い」を選択します。
- 「Facebookアカウントを使った新しい支払い方法を追加」をタップします。
- 使用するMeta広告アカウントを確認し、「次へ」を選択します。
3. 投稿やストーリーズを広告に変換する
広告に変換したい投稿やストーリーズをひらき、[投稿を宣伝]ボタンを選択します。
4. 広告のリンク先を選択する
広告を見た人の誘導先を、次の3つから選択します。
- プロフィール:広告を見た人にほかのコンテンツを見せてアカウントをフォローしてもらいたい場合はプロフィールに誘導しましょう。商品やサービス、ポートフォリオ、ブランドを紹介でき、アカウントをフォローしてもらえる可能性があります。
- ウェブサイト:自社のホームーページ、ECサイト、商品やサービスのLP(ランディングページ)、メルマガやニュースレターへの登録ページなど、別のページへ誘導してアクションを促すことができます。
- 問い合わせ:何らかのサービスを提供している場合、予約や相談など、問い合わせを促すことができます。
5. オーディエンスを選択する
広告を表示するオーディエンスを、自動で選定するか、独自に設定するか、選択しましょう。
自動オーディエンスを選択すると、自分のフォロワーと共通の特徴を持つ人や以前コンテンツに対して何らかのアクションを起こした人が、広告のターゲットに設定されます。
独自のオーディエンスは、地域、年齢、興味・関心、性別などを、自分で設定することができます。
6. 予算と期間を設定する
予算と期間を設定しましょう。予算は、広告が表示される人の数に応じて変わります。予算を増やすと広告でリーチできる人数が増えます。また、掲載期間では、広告をどれだけの期間、どのように配信するかを指定することができます。
7. 審査に提出する
広告の作成が完了したら、インスタの広告ポリシーに準拠していることを確認するための審査に提出することが必要です。ほとんどの場合、審査は通常24時間以内に終了しますが、時間がかかることもあります。
審査に落ちる理由としては、たとえば次のようなものがあります。
- リンク先のページがエラーになっている
- 配信している広告とリンク先の内容に違いがある
- 広告内容に誇張表現がある
- ビフォーアフター画像を使用している
- 肌の露出が多い画像を使用している
- ユーザーの注意を引く扇情的な表現が使用されている
問題なく審査に通れば、そのまま広告として掲載されます。
提出した広告は[広告ツール]タブで確認することが可能です。
インスタ広告の効果5つ

1. 認知度アップ
幅広いユーザーが利用しているインスタでは、ブランドや商品の存在がより多くの人に認知してもらえる可能性があります。新商品の発表や新規ブランドの立ち上げ、リブランディングの際などに、インスタ広告を利用して認知度を向上させましょう。
2. トラフィックの増加
ECサイトの商品ページやキャンペーンページへのアクセスを増やしたい場合にも、インスタ広告は有効です 。視覚的な訴求で即座に興味を引くことができるため、期間限定セールや新商品の特設ページなどへユーザーを誘導するのもいいでしょう。Instagram内のショップや外部リンク先への誘導も可能です。
3. エンゲージメントの向上
いいね!やコメント、シェアなど、投稿への反応を増やして、インスタアカウントのエンゲージメントを高めることができます。エンゲージメントが高まると広告以外の投稿も表示されやすくなり、自然な拡散が期待できるだけでなく、ブランドや商品に対する信頼感の醸成にもつながります。イベントやインフルエンサーとのコラボ投稿は、さらに効果的です。
4. リード獲得
メルマガ登録や資料請求、問い合わせなど、見込み客(リード)の連絡先情報を獲得するのに役立ちます。Instagramのインスタントフォームを活用すれば、外部サイトを用意しなくても、Instagram内で完結したリード獲得が可能です。集めた情報はメールマーケティングなどに活用できます。
5. 売上アップ
ECサイトでの購入や予約など、売り上げアップが期待できます。購買意欲の高いユーザーや興味・関心を持ちそうなユーザーに対して広告が表示されやすい仕組みのため、費用対効果の高い運用が可能です。商品紹介や期間限定のオファーなど、具体的な訴求と組み合わせるとより効果的です。
インスタ広告のコツ

インスタ映えを意識する
インスタ広告はビジュアルが重要です。目を引く画像や動画を使い、インパクトのあるクリエイティブに仕上げましょう。文章は短く簡潔にまとめ、メッセージを明確に伝えることがポイントです。人気インフルエンサーの投稿などを参考に、ユーザーの興味をひく構成を意識してください。
ハッシュタグを活用する
キャプションやスタンプでのハッシュタグ活用は、ブランディングやエンゲージメント強化に効果的です。独自のハッシュタグを設定すれば、キャンペーンやコミュニティづくりにも役立ちます。
ターゲットを絞りすぎない
ターゲティングは重要ですが、絞り込みすぎると潜在顧客に届かないこともあります。Metaの自動設定機能なども活用し、バランスの取れたターゲット設定を心がけましょう。
インサイトで効果を分析・改善する
プロアカウントのインサイト機能で、広告の反応を数値で確認できます。リーチやインプレッションなどのデータをもとに改善を繰り返すことで、より効果的な広告運用が可能になります。
まとめ
インスタ広告は、少額から始められ、誰でも手軽に活用できる優れたツールです。多彩な広告形式や高精度なターゲティング機能を活かせば、Z世代をはじめとする幅広いユーザーに向けて効果的にアプローチできます。広告の目的に合わせた設定や分析・改善を繰り返すことで、費用対効果の高い運用が可能です。
Instagramアカウントをプロアカウントに切り替えて、少額から広告を試してみましょう。
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インスタ広告に関するよくある質問
インスタ広告にかかる費用の目安は?
インスタ広告の費用相場は、月額3万~10万円程度と言われています。課金形態別の費用の相場は以下のとおりです。
- インプレッション課金の相場:1,000インプレッションあたり500~3,000円程度、表示1回あたり0.5~3円程度
- クリック課金の相場:1クリックあたり20~300円程度
- 再生数課金の相場:1再生あたり3~30円程度
- Thruplay課金の相場:1再生あたり100~200円程度
インスタ広告を出すにはFacebookアカウントが必要?
Instagram単体でも広告出稿は可能ですが、Meta広告マネージャを活用した詳細なターゲティングや効果測定を行ったり、複数の広告を一括管理したい場合には、Facebookページをつくり、Meta広告アカウントと連携することをおすすめします。
インスタ広告は若者だけでなく、幅広い年代にアプローチできる?
インスタ広告は10代〜60代まで、幅広い年代層にアプローチできると考えられます。
Instagramの利用率は、Z世代やミレニアル世代で特に高くなっていますが、近年では40代〜50代の利用率も上昇しており、全年代でバランスよく使われているSNSになってきています。
令和5年の総務省の調査によると、国内における各年代のInstagramの利用率は以下のように示されています。
- 10代:72.9%
- 20代:78.9%
- 30代:68.0%
- 40代:57.2%
- 50代:51.7%
- 60代:22.6%
文:Taeko Adachi イラスト:Rachel Tunstall