AR (拡張現実) がもたらす次世代のカスタマーエクスペリエンスとは?

AR (拡張現実) がもたらす次世代のカスタマーエクスペリエンスとは?

AR (拡張現実) の技術により、消費者はスマホのカメラを通じて新しい世界を体験できるようになりました。カメラは新世界への窓口となり、インタラクティブなデジタル体験へと人を誘い込みます。

このデジタルな窓口の向こう側では、各ブランドや企業がクリエイティブで魅力的な体験を提供するためにAR技術を駆使しています。

わたしたちは、Shopify ARをローンチしました。皆さまは、iOSデバイス上でお客様のためにAR体験を提供することができるようになります。たとえば、あなたのお店の商品を3Dモデル化して、Safariであらゆるアングルから見られるようにすることが可能です。

しかし、ARが実現するのは、これだけではありません。製品のサイズや詳細を3Dで見せるだけではなく、カスタマージャーニーのさまざまなステージにおいてARはその威力を発揮します。お客様があなたの商品を見つける過程でも、お客様との関係を強化していくアフターセールスの場面でも、ARが顧客体験の根本的な変化をもたらすでしょう。

ネットビジネスにおいてARが果たすであろう役割について、これから見ていきましょう。

ブランド化されたAR空間で、商品を見つけるという体験

example of ar at complexcon
ファレル・ウィリアムスのブランド「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」のAR機能 (ComplexCon powered by Shopifyにて)

多くのブランドが、差別化された特殊なショッピング体験を提供することに力を入れています。それがお客様との関係強化につながるからです。

モバイルARを使用することで、インタラクティブな3Dシーンを作り上げることができ、お客様にそれを体験してもらったり、あるいはお客様に来てもらったりすることさえ可能になります。

インタラクティブなARシーンでつながる

モバイルARにより、ブランドは独自のマーケティングを通じてお客様を獲得できます。物理的な制約をこえて、商品をお客様の目の前に展開できるからです。

在庫管理の必要もなく、お客様が商品を見たり、選んだりすることが、ショップの場所とは関係なくお客様のいる場所で実現できるのです。

ARで再現された従来の売り場ディスプレイ

このようなARディスプレイは、新商品の発表やキャンペーン時にさらなるパワーをもたらします。

たとえば、新商品の発表前にプッシュ通知でアラートし、お客様の期待をあおり、バズを発生させます。カウントダウンがゼロになると、お客様は自宅のリビングからモバイルARを通して新商品の発表会に参加できます。

小売ビジネスの物理的な制約を超えるとき、あなたのクリエイティビティも大きく飛躍します。

このビデオでは、現時点で実現可能なARの使用例を示しています。目の前の売り場のフロアが開き、宇宙空間からスニーカーのセレクションが飛び込んできます。

マーケティングのアイディアはまさに「世界の外」にある

場所を選ばずに没入型AR体験をとどける

ARのすばらしい点は、いつどこでだれがアクセスできるようにするかをあなたが決められることです。

そのため、オフラインでのモバイルAR体験を深めることができます。都市のメジャースポットや街なかのどこかに、製品のディスプレイやプロモーションを隠しておいて、カスタマーが家の外に出てそれらを見つけるというイベント型のマーケティングが可能です。

エア・ジョーダンの新作リリース時に行われたイベントは、AR体験がいかにパーソナルマーケティングを新しい形で盛り上げられるかを示しています。

ジョーダンブランドは、SnapchatShopifyDarkstoreと協力して、20182月のNBAオールスターゲームでスニーカーをプレリリースしました。特別イベントに招待されたエア・ジョーダンのファンは、モバイルのSnapコードをスキャンして、新しいスニーカーを購入することができ、スニーカーはその日の夜10:30までに自宅やホテルに届けられたのです。

スニーカーは、わずか23分で売り切れました。

1988年のマイケル・ジョーダンの伝説的なダンクが2018年のAR空間によみがえる

レコメンド機能が、いつもの日常シーンにあらわれる

製品を見つけてもらうというフェーズ以外でも、モバイルのARはショッピング体験を変えるでしょう。お客様の好みにあわせて、その場の環境にあったレコメンドを行うことが可能になります。

ARは、機械学習との統合がすすんでいて、お客様の過去の行動をシステムが学習します。こうした技術的統合により、お客様がいる空間に対応したリアルタイムな商品レコメンドを、実際に彼らがその場で見られるような形で、提供するのです。

こちらの画像では、リビングでARアプリを立ち上げるとその場にあわせた家具やインテリアグッズが提案される様子を見ることができます。

今いる場所に関連したレコメンドを受け取ることができる

ARをパーソナライズ目的で活用すれば、自動車の追加機能、ビューティーグッズ、ファッションアイテム、スポーツ用品など、さまざまなプロダクトを消費者環境にあわせてレコメンドできるというイメージがもてるのではないでしょうか?

ARと機械学習の次のステージはおそらく、あなたの身体的特徴や個性をよみとって、服や髪や目の色にあわせた商品を提案することになるでしょう。最近の購入履歴も、もちろんそこで考慮されます。

購入後のお客様とも、さらなる関係を継続していく

買った商品をより楽しく満足のいく形で使用できるように、モバイルARがお客様に役立つ情報をパーソナライズした形で届けます。

ARアニメーションの進化により、企業は製品ガイドを楽しく実用性の高い体験として提供できます。

たとえば、商品到着後にインタラクティブな組み立てガイドが見られれば便利ですよね。本棚を組み立てる方法を、ゼロからステップごとにARアニメーションで解説してもらうこともできますし、大きなレゴの作り方を動画で学ぶこともできます。オプション商品や別売りのアドオン機能などの仕組みや使い方を知るのにも使えそうです。

ARは至れり尽くせりのトリセツを提供できる。

こちらのビデオでは、ARアニメーションを通じてGramovoxのレコードプレイヤーの組み立てを体験する方法を紹介しています。付属の取り扱い説明書を補完するようにして、プロセスの各部分がゆっくりアニメーション化されている点に注目してください。

この機能のもっとも説得力の高い点は、実際に組み立てを行う場所でデモンストレーションが展開されるということです。上記のビデオではテーブルの上が作業場でしたが、車の中でドライブレコーダーの取り付け方法を見たり、キャンプ場でテントの設置方法を確認したりということが簡単にできるのです。

こうした拡張版の製品ガイドを提供しているブランドは多くありませんが、商品の長期的な価値をお客様にすぐに感じてもらえるのですから、購買体験の満足度は全体的に向上するでしょう。

ARこそ、次世代ビジネスのフロンティア

今後数年のあいだに、モバイルARを活用した独創的なアプリがますます増えていくことが予想されます。ブランドはカスタマージャーニーのあらゆるステージにおいて、AR技術を駆使した顧客体験を生み出していくはずです。商品をいかに見つけてもらうかというタッチポイントから、購入後の関係強化というレベルまで、その範囲は広大です。

Shopifyでは、ビジネス規模の大小にかかわらず、すべてのお客様に対してAR機能を使いやすいものにしていくことで、ARが活用される未来に貢献したいと考えています。

Shopify ARの詳しい情報や、あなたのストアに新しいAR体験を組み込む方法を知りたい方は、こちらをどうぞ。

ヘッダー画像:Extra ButterによるARの立ち上げシーン (ComplexCon 2018 powered by Shopifyにて)

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Shopify コンテンツクリエイター 豊田亮太

学生時代からShopifyのローカライゼーションに携わり、現在はコンテンツ担当として多くの人にShopifyの素晴らしさと素敵なストーリーを伝えるために奮闘中。

  原文:John Wade

  翻訳:深津望

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