ワインの定期購入で現代社会を変える WineBoxが仕掛ける「オフラインエンターテインメント」とは?

ワインの定期購入で現代社会を変える WineBoxが仕掛ける「オフラインエンターテインメント」とは?

「オフラインエンターテインメント」

デジタル化が進む現代社会で「アナログ」、「オフライン」な喜び・楽しみをより大切にしたい。そんなコンセプトをもとに活動をしているのがWineBox(ワインボックス)です。彼らは月に2本のワインと音楽とアートをお客様に届け、ワインとワインから広がる新たな世界の体験を伝えています。

今回はWineBoxの創業者のフェリペさんにお話を伺いました。元々は弁護士だったフェリペさんが「オフラインエンターテインメント」の喜びや発見を現代社会に伝えるために創業したWineBoxのストーリーです。

オフラインエンターテインメントの大事さ

WineBoxはワインの定期購買のサービスです。定期購買をはじめると、毎月2本のワインが音楽のプレイリストとアートのカード、そして季語とともに自宅に届けられます。これらはすべて「おいしさ」、「価値」、「冒険」、「美しさ」そして「季節感」に基づいて選ばれたものです。ワインに対する新しいアプローチがそこにはあります。

Winebox

「私たちのワインは経験や見識から選ばれて、毎月異なる体験をお客様に提供します。そこでは、ワインへの理解だけではなく、オフラインの体験も促進しています。究極的なWineBoxのゴールはオフラインエンターテインメントをお客様に体験させることです」

オフラインエンターテインメント。現代の情報化社会ではある程度は大事にされながらも、意識しないとすぐに忘れ去られてしまう考え方です。オフラインエンターテインメントについてフェリペさんは次のように語ります。

「インターネットは私たちに多くの情報を与えてくれます。しかし、それと同時に新しい世代は人間性や人間らしさを失いつつあると思います。日本では1日の多くの時間をスマホやパソコンなどを使ってオンラインで消費しています。私たちの取り組みはオンラインとオフラインの時間を再構成することです」

「しかし、ここで問題となるのは、多くの人々がそのことを考える時間がない、もしくは対峙する状況を作る時間さえないことです。そこで、私たちはオフラインのシチュエーションを作って、オフラインであることの楽しさや発見を伝えていきたいと思っています」

ワインを楽しむのに、知識はいらない

WineBoxが提供するオフラインエンターテインメントを楽しむためには、知識は必要ありません。例えば、日本でワインと聞くと深い知識が必要な高尚な趣味と思われがちですが、ワインを楽しむために、知識はいらないのです。

これは日本で行われてきた従来のアプローチとは異なる方法です。きっかけはフェリペさんが日本に長年住みながらも日本を離れたワインの最高峰の称号であるマスターオブワインを持つネッド・グッドウィン氏の記事を読んだことです。

「彼の日本人とワインの関係性についてのブログ記事を読んで、実際にコンタクトを取って、何回か会ってみました。彼の記事には日本人はワインについて詳細さにこだわり、ワインの本質的な楽しみが失われているなどと書かれています。私はワインに関して従来とは異なるアプローチを取ろうと確信し、そしてワインの楽しみ方について異なる哲学を持とうと試みています」

ワインへの新しいアプローチ

ワインを純粋な美味しい飲み物として伝える。そこには究極的にはワインの説明すら必要ありません。実際にWineBoxはワインの情報の発信は必要最低限にとどめています。ワインと音楽やアートなどのオフライン体験と融合させて、日常に新たな発見をもたらします。

「お客様に送ったワインのボトル以上のエクストラを与え、価値を探しはじめたあとに彼らの経験を構築し改善する、そのために私たちはいるのです」

Shopifyで開設したネットショップ

WineBoxの運営にはShopifyを使っています。WixやSquarespaceなどのサービスよりパワフルで素早くストアを作成するツールを探していたところ、米国に住んでいた友人がコーヒーの定期購入のストアをShopifyで構築していたこともあり、選択にいたりました。

「私たちに必要なソリューションや機能を見たときに最も適していたのがShopifyでした。何かモノを売りたいときに2時間あれば基本的なショップが完成する手軽さも良いです」

「また、他の選択肢はオープンソースでゼロから作るタイプでした。そのようなサービスでストアを開設するためには様々なことをやる必要があります。例えばフロントエンドやバックエンドを担当する人が必要になります。さらにSEOも考えければなりません。しかし、これらはShopifyではすでに組み込まれています。値段もお手頃だし試す価値はあると思います。」

Wineboxのネットショップ

さらに、チュートリアルやカスタマーサポートの手厚さもフェリペさんは評価します。そして、直感的に理解できる管理画面のダッシュボードも好きだと語っています。また、WineBoxの運営には様々なアプリを使っています。どのようなアプリを使っているのでしょうか。

「日本語と英語の多言語のネットショップを作るのにはLangifyを使っています。手軽に日英のサイトを構築でき、とても役に立っています。他にはディスカウントアプリや、メールマーケティングアプリを使っています。また、将来的に紹介キャンペーンもやりたいので、リファラル用のアプリを入れています。そして、もちろん定期購入用のアプリです。Shopifyの通常機能に定期購入がないのは残念ですが、パーフェクトではないという理由で使うのをストップする必要はありません。持っている選択肢でストアを運営しています」

オフラインとの融合

WineBoxはネットショップだけではありません。オフラインのイベントにも多く参加しています。Instagramで発見した新進気鋭の画家と連絡を取り、一緒に仕事をして、実際にイベントを開催したりしています。Shopifyが表参道で開催したPopup Festivalにも参加いただき、多くのお客様にワインの楽しさを伝えました。

中目黒でのイベントの様子

「アートは究極的には人間の基本言語です。例えばすべてのワインボックスのカードには絵があります。今後もライブペインティングなどとのコラボレーションや、アートやギャラリーとつながり、オフライン体験のコネクションを進めていきたいです」

また、WineBoxネットワークというコミュニティを開始し、ワインが持ち込めるレストランやスペースなどの情報共有の場として使用されています。

「世の中には場所やスペースがあるのに活かしきれていない人がいます。そして、私たちにはお客様がいる。双方にとってWin-Winの関係です。今は基本的な機能しかありませんが、今後はさらに活かしていきたいですね」

メッセージ

オープンから1年を迎えたWineBox。現在の目標はより多くの人に広め、アイデアを実現したいと語ります。

「たくさんのアイデアがあります。しかし、それらのアイデアは資金を調達して、戦略的に上手く使わないと実現しません。地方の空き家のスペース活用や、旅行産業とのコラボレーションなど挑戦したいことはたくさんあります。そのためにも購買者をさらに増やす必要や戦略的パートナーを探す必要があります」

1年前、弁護士としての仕事を辞め、ECの世界へ飛び込んだフェリペさん。もし、当時に戻れるなら誰かと一緒に始めていたと話します。

「自分の場合は仕事を辞めてストアを一人で始めましたが、もし、もう一度戻れるのなら、誰かと一緒に始めたいですね。自分が持つアイデアにバランスを持たせることはいいことだと思います。もし幸運にも同じアイデアを共有している人と出会って、アイデアを現実の世界に持ってこれることができたら、それは本当に素晴らしいことです」

「しかし、アイデアは素晴らしいけれど、マーケットが『素晴らしくない』というかもしれない。そのようなときにはアイデアに固執する必要はないと思います」

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Shopify コンテンツクリエイター 豊田亮太

学生時代からShopifyのローカライゼーションに携わり、現在はコンテンツ担当として多くの人にShopifyの素晴らしさと素敵なストーリーを伝えるために奮闘中。

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