子供にも大人にも人気のアイスクリーム店。アイスクリーム店の開業を計画する際、特に開業資金について気になる方も少なくありません。また、最近は新型コロナウイルスの影響で飲食店が大きなダメージを受けていることから、コロナ禍のアイスクリーム店の需要が気になるという方も多いでしょう。
そこで今回は、アイスクリーム店の開業に必要な資金や手続き、アイスクリーム店の需要と将来性を、アイスクリーム店を成功させる秘訣と併せてご紹介します。
アイスクリーム店の歴史
アイスクリーム店の需要や開業資金をご紹介する前に、まずはアイスクリーム店の歴史や、アイスクリームと混同されがちなジェラートとラクトアイスの違いを確認しましょう。
江戸時代は超高級品だった
暑い夏はもちろん、寒い冬も暖かい部屋で食べるアイスは、年齢問わず人気の食べ物です。そんなアイスクリームを日本人が初めて口にしたのは江戸時代末期。日米修好通商条約のために渡米した江戸幕府の使節団が、アメリカのホワイトハウスでアイスクリームを提供されたことに感銘を受けたという記録が残っています。
その後明治2年に、当時江戸幕府の使節団としてアイスクリームを口にしていた町田房蔵が日本で初めて「氷水屋」というアイスクリーム店を開店しました。
氷水屋では「あいすくりん」という名前のアイスクリームが販売されており、値段は現在の約8,000円相当と超高級品でした。あいすくりんの原材料は卵・牛乳・砂糖と、アイスクリームの一般的な材料でしたが、当時は冷凍庫もなく製氷技術も確立されていなかったことから、北海道から横浜まで輸送しなければならず、このような高い値段設定になったと言われています。
その後、開新堂、風月堂、資生堂パーラーなど、複数の企業がアイスクリーム産業を始めたもののまだまだ高い値段設定で、庶民はなかなかアイスクリームを食べられませんでした。
庶民もアイスクリームを食べられるようになったのは大正時代に入ってからです。大正時代になると、レストランや喫茶店、ホテルなどでも提供され始めたと同時にアイスクリームの工業化が始まり、庶民でも購入しやすい価格設定になり、次第に日本でもアイスクリームが広がりました。
その後もカップ入りアイスクリームやコーンアイス、アイスクリームバーなど、新たなアイスクリームが次々と登場し、現在では誰もが知る人気の食べ物となっています。
ジェラートとアイスクリームの違い
一見同じように見えるジェラートとアイスクリーム。まずは、ジェラートとアイスクリームについてそれぞれ確認しましょう。
ジェラートとは、5%前後の乳脂肪で作られるアイスです。アイスは、アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスに分けられますが、ジェラートはアイスミルクに分類されます。
アイスクリームとは、乳固形分が15%以上、その中の8%が乳脂肪という構成比です。アイスは食品衛生法に基づいた「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」、「食品、添加物等の規格基準」という2つの法律で基準が定められています。乳固形分15%以上、内乳脂肪8%以外のアイスは「アイスクリーム」とは呼びません。
このように、ジェラートとアイスクリームは乳脂肪分が異なりますが、他にもオーバーランという空気の含有量、食べ頃の温度、材料に違いがあります。具体的な違いは以下の通りです。
オーバーラン |
食べ頃の温度 |
材料 |
|
ジェラート |
20〜40% |
-8〜-10℃ |
乳製品、果実、コーヒーなど |
アイスクリーム |
60〜100% |
-8〜-14℃ |
牛乳、濃縮乳、生クリームなどの乳製品のみ |
ラクトアイスとアイスクリームの違い
先ほどご紹介した通り、アイスはアイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスに分類されます。
ここからは、ラクトアイスとアイスクリームの違いを確認しましょう。
ラクトアイスとアイスクリームの違いは、含まれる乳固形分と乳脂肪分です。
厚生労働省が定める基準では、それぞれの乳固形分と乳脂肪分は以下の通りです。
- ラクトアイス:乳固形分3%以上(乳脂肪分はなし)
- アイスクリーム:乳固形分15%以上、内乳脂肪分8%以上
乳固形分や乳脂肪分の違いから、味や口触りにも違いがあり、アイスクリームの方が滑らかな口当たりです。
アイスクリーム店の需要と将来性
誰もが知っていて年齢問わず人気のアイスクリーム。そんなアイスクリームを専門に販売しているアイスクリーム店は、どの程度需要があり、今後どのような動向になるのでしょうか。
ここからは、アイスクリーム店の需要と将来性をご紹介します。
アイスクリーム産業の直近の動向
明治時代から日本での販売が始まったアイスクリーム。大正時代に入ってアイスクリーム産業が本格的に始動してから、アイスクリーム産業は右肩上がりで業績を伸ばしてきました。
2020年度のアイスクリーム類の市場規模は5,197億円です。※1
この市場規模は前年度(2019年度)と比べると0.9%アップしています。2011年度から2018年度まで市場拡大が続いていましたが、2019年度は2018年度から0.7%ダウンしていたため、2020年度は2019年度の下げ幅を上回っただけではなく、過去最高売り上げを記録する結果となりました。
2019年度に売り上げを落とした要因として考えられるのは天候不順です。2020年度の上半期も天候不順の影響を受けて売り上げが思うように伸びていませんでしたが、8月の記録的な高温から下半期に売り上げを伸ばし過去最高売り上げを記録しました。
また、2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要からマルチパックアイスの売り上げが大幅に増加し、逆に外食産業がダメージを受けたことに伴って業務用アイスの売り上げは低下しました。
このように、アイスクリーム産業は天候や感染症などの影響を受けやすい産業です。
※1 出典:一般社団法人日本アイスクリーム協会
アイスクリーム店は儲かる?
アイスクリーム店を開業したいと考えた場合「アイスクリーム店は儲かるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。特に、会社を辞めてアイスクリーム店の経営のみで生計を立てたい場合、どの程度儲かるのかという不安を持ちます。
アイスクリーム店は、ある程度の人気を集めれば儲かります。しかし天候に左右されやすいため、季節によって売り上げが大きく変動する点に注意が必要です。
ここで、一つ500円のアイスクリームを販売する場合を例に挙げて売り上げを見てみましょう。
まず、一つ500円のアイスクリームを1日に300個販売するお店で月に25日間営業した場合、売り上げは375万円になります。
- 500円×300個×25日=375万円
人件費が売り上げの30%、原価が販売価格の30%かかったと仮定して、売り上げから差し引くと利益は150万円です。
- 原価:500円×300個×25日×30%=1,125,000円
- 人件費:375万円×30%=1,125,000円
- 利益:375万円-112万5000円-112万5000円=150万円
さらに、家賃やその他の出費50万円を差し引いても、純利益は100万円となります。このように、アイスクリーム店は人気を集めれば十分に儲かる職業です。
ただし、夏はアイスクリームの需要が高くなり、冬はアイスクリームの需要が低くなるため、年間を通して安定した利益は出づらいという特徴もあります。そのため、冬場もある程度の利益が出るように工夫しなければなりません。
このように、アイスクリーム店はある程度の人気店になればかなりの利益が見込めますが、季節によって売り上げが大きく変動する職業です。
コロナ禍でのアイスクリーム産業
コロナ禍で多くの食品産業が大ダメージを受けていますが、アイスクリーム店は巣ごもり需要によって売り上げを伸ばしています。アイスクリームと一言で言っても、カップアイスや業務用、マルチタイプと複数の種類がありますが、特に売り上げを伸ばした商品がマルチタイプです。外出自粛によって買い物の頻度が減少したことで、ストックしやすいマルチタイプを購入する人が増えたため、マルチタイプの売り上げが伸びました。
一方で、外出自粛によって業務用アイスクリームの売り上げは減少しています。なぜなら、外出自粛に伴い外食する人が減少したためです。
このように、コロナ禍でのアイスクリーム産業は巣ごもり需要によってマルチタイプの売り上げが伸びている一方で、外出自粛によって業務用の売り上げは低迷しています。
アイスクリーム店で開業する時の必要資金
アイスクリーム店を開業するためには、開業資金を集めなければなりません。しかし、「アイスクリーム店を開業するためにはどのような資金が必要なのか」「全部でいくら程度かかるのか」について疑問に思っている方もいるでしょう。
そこでここからは、アイスクリーム店の開業にかかる費用と、活用できる補助金や助成金について解説します。
開業にかかる費用
アイスクリーム店の開業にかかる費用は店舗規模によって大きく異なりますが、小さな店舗でも最低200万円はかかります。開業にかかる費用とその内訳を詳しく見ていきましょう。
まず、アイスクリームを製造するための設備を揃えなければなりません。アイスクリーム店で必ず必要な設備は冷凍庫です。また、ソフトクリームも提供する場合はソフトクリーム製造機も必ず購入しなければなりません。他にも経営の形態や店舗の大きさにより、空調設備・暖房設備・レジ・什器備品なども揃える必要があります。
店舗を借りる場合は店舗貸借料や内装・外装工事費がかかります。店舗賃貸料は、店舗を借りる土地や店舗規模によって異なります。なお、店舗を借りる際の契約によっては、敷金や礼金、保証金、前家賃などがかかることがあり、これらを支払う場合は家賃の数ヶ月分を支払わなければなりません。
また、店舗を借りた場合はほとんどのケースで内装・外装工事費もかかります。イメージする内装や外装に改装できますが、こだわりすぎると費用が高くなっていくため、予算や譲れないポイントを決めて改装しましょう。
フランチャイズ出店する場合は、フランチャイズ費用もかかります。フランチャイズ費用は、初期費用として加盟料や保証金、システム導入費、研修費などがかかります。ただし、フランチャイズによってかかる費用が異なるため、あらかじめ確認して必要な資金を集めておかなければなりません。
他にも、ユニフォーム代や従業員の募集費、移動販売する場合は車両費など、経営形態によって開業資金が発生します。
補助金や助成金の申請方法
前述の通り、アイスクリーム店を開業するためにはさまざまな資金がかかります。開業費の負担を軽減させる方法として、補助金や助成金の活用がおすすめです。
アイスクリーム店の開業に活用できる補助金や助成金は主に以下の通りです。
- 小規模事業者持続化補助金
- 創業補助金(地域創造的起業補助金)
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が持続的に事業を発展していくために必要な費用などを支援する制度です。対象は、Webサイトの作成やチラシ作成、店舗改装などにかかる費用です。対象となる費用の3分の2を上限額50万円まで補助してくれます。ただし、申請する際に従業員が5名未満でなければならないといった条件があります。
創業補助金(地域創造的起業補助金)とは、オリジナルのアイデアや自分が持つ技術を用いて開業したいと考えている人を支援する制度です。支援額は、外部から資金を調達できる人は50万円以上100万円未満、外部から資金を調達できない人は50万円以上200万円未満です。ただし、申請するためには開業日までに従業員を1名以上雇用している、認定市区町村や連携する事業者からの支援を受けていなければならないといった条件があります。
このように、条件を満たせば補助金や助成金を受け取れる可能性があります。まずは、補助金や助成金の対象であるかを確認し、対象だった場合は申請して開業資金の負担を減らしましょう。
費用面で支援してくれる企業や機関
開業資金を全額自己資金(貯金)で支払えることがベストですが、全額自己資金で負担できない場合もあるでしょう。このような場合は、日本政策金融公庫や信用保証協会を利用しましょう。
日本政策金融公庫とは、国民生活金融公庫・農林漁業金融公庫・中小企業金融公庫・国際協力銀行の4つの金融機関が統合した政策金融機関です。100%政府が出資しているため安心して利用できます。
開業前は実績がなく信頼度も低いため、なかなか融資が受けられないというケースも少なくありません。しかし、日本政策金融公庫であれば融資も受けやすく長期の返済が可能なため、開業資金の調達に最適です。
日本政策金融公庫が提供している融資制度のうち開業資金の調達に活用できるのは「新創業融資制度」や「中小企業経営力強化資金」です。特に、中小企業経営力強化資金は無担保・無保証で融資を受けられる上、金利も安価なためおすすめです。
信用保証協会とは公的機関が保証人になることです。信用保証協会になってもらって貸倒れのリスクを背負ってもらうことで、民間の金融機関からの融資が受けやすくなります。
万が一民間の金融機関への返済が不可能となった場合は、一旦信用保証協会が全額返済し、債務者は信用保証機関に借入金を返済する形となります。
各自治体で信用保証協会の融資制度が設けられているため、まずは自治体の融資制度を確認すると良いでしょう。
このように、開業資金を自分一人で支払えない場合は、日本政策金融公庫や信用保証協会を活用することもできます。
アイスクリーム店で開業する時に必要な手続き
アイスクリーム店を開業するためには、開業資金を集めるだけではなく、必要な資格を取得したり、さまざまな手続きをしなければなりません。
そこでここからは、アイスクリーム店の開業に必要な資格や手続きを詳しく解説します。
開業に必要な資格
アイスクリーム店を開業するためには「食品衛生責任者」と「二種アイスクリーム類製造業」という2種類の資格を取得しなければなりません。
食品衛生責任者の資格は、毎月保健所が開催している食品衛生責任者養成講習会を受講すれば取得できます。なお、栄養士や調理師、製菓衛生師などの資格をお持ちであれば、自動的に食品衛生責任者の資格を所有しているため、食品衛生責任者養成講習会を受講する必要はありません。
二種アイスクリーム類製造業は、店頭でソフトクリーム製造機を使ってアイスクリーム類を製造して提供する場合に必要な資格です。二種アイスクリーム類製造業の資格を得るためには、規定の条件を全て満たした設備を導入している必要があります。
また、収容人数が30人以上の店舗で経営する場合は「防火管理者」という資格も必要です。防火管理者は、店舗が300平方メートル以上の甲種、300平方メートル未満の乙種の2種類があり、店舗の広さに応じて適切な種類を取得します。
防火管理者の資格を取得するためには消防署が開催する講習を受けなければなりません。講習の期間は甲種が2日、乙種が1日です。
このように、アイスクリーム店を開業する際には食品衛生責任者・二種アイスクリーム類製造業の取得が必須で、収容人数30人以上の店舗を経営する場合は防火管理者も取得しなければなりません。
最適な立地・物件・設備
アイスクリーム店を店舗で開業する際には、立地や設備を考慮した物件選びが重要です。
アイスクリーム店で最適な立地は人が集まりやすく、気軽に立ち寄りやすい場所です。例えば、都市部で店舗を借りる場合は駅前、地方で店舗を借りる場合は駐車場付きの物件を選びましょう。なぜなら、駅前は人通りが集まりやすく、車を利用することの多い地方では駐車場付きの方が立ち寄りやすいためです。
また、人が集まりやすい場所として商業施設内のテナントもおすすめです。ただし、商業施設内のテナントはテナント料が高いことも多く、毎月の負担が大きいという注意点があります。
また、設備がある程度揃っている居抜き物件がおすすめです。居抜き物件とは、前のテナントの設備や家具などが残っている物件です。飲食店が入居していた居抜き物件を借りれば、机や椅子、空調設備などが揃っていることが多く、開業にかかる費用を大幅に削減できる可能性があります。
開業に必要な事務手続き
アイスクリーム店を開業するためには、複数の事務手続きをしなければなりません。主な事務手続きは以下の通りです。
- 営業許可申請書
- 防火対象物使用開始届
- 深夜酒類提供飲食店営業開始届
- 開業届法人設立届出書
- 青色申告承認申請書
- 給与支払事務所等の開設届出書等
- 労働保険保険関係成立届
- 労働保険概算保険料申告書
- 雇用保険適用事業所設置届
- 雇用保険被保険者資格取得届
アイスクリーム店を開業する際に必ず必要な事務手続きは、「営業許可申請書」「開業届法人設立届出書」「青色申告承認申請書」「給与支払事務所等の開設届出書」です。営業許可申請書は保健所に、他の3件は税務署に届け出てください。
また「防火対象物使用開始届」は、収容人数30人以上の店舗を開業する際に必要な事務手続きで、消防署に届け出ます。
従業員を雇用する際に必要な手続きが「労働保険保険関係成立届」「労働保険概算保険料申告書」「雇用保険適用事業所設置届」「雇用保険被保険者資格取得届」です。これらは全て労働基準監督署への届け出が必要です。
このように、アイスクリーム店を開業するためには法的な事務手続きと、経営形態などに応じて必要になる事務手続きがあります。
開業する店舗形態や従業員の有無に応じて必要な事務手続きをしましょう。
開業前に見つけるべき仕入先
アイスクリーム店を開業する上で重要なポイントが仕入先です。フランチャイズ店であれば本部が指定する仕入先を利用できますが、個人で開業する場合は仕入先を自分で見つけなければなりません。
アイスクリーム店を経営する上で必要な仕入先は主に以下の通りです。
- フルーツ店、八百屋、農家など
- 乳製品
- 酒屋やソフトドリンク
- 資材屋
提供するアイスクリームのメニューによって、必要な仕入先が変わります。まずはある程度のメニューを決め、コストや品質などから最適な仕入先を探しましょう。
ズバリ成功の秘訣は?
せっかくアイスクリーム店を開業するなら成功させたいもの。そこで最後に、アイスクリーム店を成功させる秘訣をご紹介します。
アイスクリーム店成功の秘訣は以下の4点です。
- 人通りの多い立地に店舗を構える
- 他のアイスクリームとの差別化を図る
- 競合店が多い立地は避ける
- 売れにくい冬の対策を考える
まず、アイスクリーム店の立地を選ぶ際は人通りの多い立地を選びましょう。なぜなら、アイスクリームは単価が安く、ある程度の利益を上げるためにはなるべく多く売る必要があるためです。人通りの多い立地で集客を図りましょう。
次に、コンビニアイスや他の競合店との差別化も重要です。特に、近年のコンビニアイスはレベルが高く、24時間いつでも買えるコンビニアイスの需要が高まっています。その中でアイスクリーム店のアイスクリームを買ってもらうためには、コンビニアイスにはない魅力を伝えなければなりません。味の濃厚さやプレミアム感を出すなど、コンビニアイスとの差別化を図りましょう。
次に、立地選びの際には競合店の多い立地は避けるべきです。なぜなら、どんなに人通りが多い立地でも近くに競合店が多数あると、開業したての無名なお店よりも有名なお店に人が流れてしまうためです。人通りが多く競合店が少ない好立地な物件を探しましょう。
最後に、冬場はより濃厚なアイスクリームを提供するなど、ニーズに合ったメニューを提供しましょう。先ほどご紹介した通り、アイスクリームは冬場になると売り上げが低くなりやすい業種です。夏にある程度稼いで冬はアイスクリーム店を休むという経営方針であれば問題ありません。しかし、冬場も営業する場合は冬でもアイスクリームを買いたいと思ってもらえるような対策を考える必要があります。例えば、冬はさっぱりした味よりも濃厚な味を求める傾向があります。
まとめ
コロナ禍でも需要が高く好調な売り上げをキープしているアイスクリーム産業。アイスクリーム店を開業する際は、必要な資格や手続きを行った上で、好立地な場所でニーズに合ったメニューを提供しましょう。
また、現在起業する方法はアイスクリーム店だけではなくさまざまな方法があります。その一つがネットショップの開設です。ネットショップであれば、好きな場所で好きな商品を販売でき、アイスクリーム店のように季節によって売り上げが大きく変動する心配もありません。
ネットショップを開設する際は、日本を含む世界175ヵ国で利用されており、起業から運営までを一つのプラットフォームでできる「Shopify」がおすすめです。
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よくある質問
Q1.アイスクリーム店を独立起業・開業する際の懸念点は?
Q2.アイスクリーム店は儲かりますか?
Q3.アイスクリーム店を独立起業・開業する際の費用は?
Q4.アイスクリーム店を成功させる秘訣は?
- 人通りの多い立地に店舗を構える
- 他のアイスクリームとの差別化を図る
- 競合店が多い立地は避ける
- 売れにくい冬の対策を考える